タイトル
宝湯
宝湯
宝湯  単身赴任で苫小牧に赴き、虎杖浜、登別方面へ車を走らせるたび、国道脇の排水溝から立ち上る湯気。気づかなければすぐに見落とす「ゆ」の文字。気になり電話すると、「うちは流しっぱなしの温泉です」とおかみさんらしき人のキッパリとした答え。早速、秘湯タオル持参で行ってみました。
 ラジウム鉱石 宝湯 と古ぼけた看板。370円也を払うと、飴をくれました。
湯口  建物は40年はなろうかという古ぼけた銭湯。浴室にはお決まりの、富士山に三保の松原のタイル絵。その下には飲泉コップが置かれ、ボロボロのライオンの口から湯が吐き出され、浴槽から掛け流されておりました。
 湯は加水せず、絞込みで温度調整してるが、夏場は熱くて入れないので水をたして入ってもらうとのこと。
 国道の反対側にある会社がボーリングして自噴した湯を、宝湯はじめ近所の4,5軒の民家がひいている、まったくの独自源泉という話です。番台のおじさんは、維持費かかるし廃業してもいいんだけど、近所のじいさま、ばあさまが止めてもらっては困る、というので細々やってる、と言っておりました。登別や虎杖浜も循環が多いからここは貴重だよ、と少し自慢も。
 麦茶色した湯、静岡側からみた富士山にしては剣が峰の位置が違うタイル絵、銭湯隣の廃業して朽ち果てた映画館(大昭和製紙倶楽部と書かれている)。かなり雰囲気のある空間に気持ちの良い温泉が湧いておりました。

(02.3 会員No.1331) 


所在地 北海道白老町萩野23
交 通 室蘭本線 萩野駅から100m、国道36号線萩野バス停前
電 話 0144−83−2507
日帰り入浴 入浴¥370 15時〜21時 日曜日休み
泉 質 ? 源泉59度 pH?
風呂の種類 内湯(男1、女1)
設 備
その他


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