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自炊部も残る湯治場の風情を残す一軒宿です。そのためか、設備的には立派なものではありませんが、秘湯情緒を求めて、宿泊の人だけでなく日帰りで訪れる人もたくさんいらっしゃいます。 |
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以前は混浴の浴室が1つしかありませんでしたが、女性専用の浴室も新しくできていました。
混浴の浴室には湯船が2つあり、泉質は同じ湯ですが、源泉が違う湯が注がれています。1つはわずかに白みがかっていますが、ほとんど透明。「霊泉」と呼ばれ、38度とけっこうぬるめ。湯に浸かると、ホワッとした感じで、しばらくすると体中に細かな泡が付いていました。湯は湯船の底から湧き出しているみたいで、ときおり泡が湧き上がってきます。これが背中に当たると何とも気持ちのいいこと。夜中に一人まったりと湯に浸かってしまいました。
もう一つは乳白色で熱めの湯。「霊泉」にじっくりと浸かり、仕上げに熱めの湯に浸かるのが谷地温泉の流儀だそうです。ぬるめの湯に浸かった後だと、けっこう熱く感じました。
混浴の浴室と女性専用の浴室の間には混浴のうたせがあります。混浴の湯船から溢れ出した湯を利用しているようですが、かなりの湯量にびっくりしました。 |
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食事は食堂でいただきます。ヤマメも塩焼きやきのこ、山菜が中心で特別豪華な食事ではありませんが、どれもおいしくいただくことができました。
(04.8 会員No.0098) |