|
遠刈田温泉から車で20分あまりの所に建つ一軒宿が峩々温泉です。昔から胃腸病の名湯と言われています。峩々温泉は団体や宴会客をとらない、静養のための宿です。日帰り入浴もできますが(小さな日帰り専用の浴室しか利用できません。)、ゆっくりと泊まり、静かな一時を過ごすのが最高です。なお、以前あった自炊部は現在営業していないとのことでした。
峩々温泉の名物は温泉だけでなく、ボンネットバスがあります。宿の前が急な坂のため、さらに珍しい四駆のバスになっています。遠刈田からは路線バスがないので、予約をすればこのバスに乗ることができます(自家用車の方も遠刈田温泉に車を置き、乗ることができます。)。 |
|
男女別の内湯は木造り。浴室は2つに仕切られ、ぬる湯(40〜2度)、あつ湯(43〜46度)の2つがあります。
ぬる湯はちょうど入り頃の湯で長湯ができそうです。湯はわずかに白みを帯びた透明なもの。小さな湯の花も舞っていました。
あつ湯は湯に浸かることもできますが、峩々温泉の独特の入浴法、「かけ湯」をするためのものだそうです。「かけ湯」とは、湯船の脇に寝ころんで竹筒で湯をお腹にかけるというもの。木の枕も置いてあり、なかなかいい気持ちです。木造りの浴室には白熱灯がほのかに灯り、静かな中、幻想的なムードが漂っていました。 |
|
露天風呂は岩造りのもの。混浴になっていますが、16時〜18時は女性専用になっています。
20人くらいが浸かることができる大きさですが、冬のこの時期、とても湯温が下がっており、ぬるいと言うより、冷たいくらいでした。暖かいときに訪れ、ゆっくりとこの湯に浸かってみたいと思いました。 |
|
こちらは日帰り入浴用の東の湯(檜の湯)です(宿泊者も浸かることができます。)。4〜5人も入ればいっぱいになってしまう小さめの湯船には熱めの湯が注がれています。 |
|
六治の湯と呼ばれる露天風呂も日帰り入浴用で、宿の方や常連さん方による手造りのものだそうです。残念ながら湯が張っていなかったので、浸かることができませんでした。男湯は岩風呂になっていますが、女湯は檜風呂のようです。 |
|
夕食は食堂でいただきます。特別変わったメニューではありませんが、特に自家製のざる豆腐や鴨肉のサラダがおいしかったです。
(02.12 会員No.0098) |