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林道の終点から赤湯までは、鷹ノ巣峠越えの険しい山道です。特に往路は登山道入口から20分程歩き、最初の橋を渡ると一番の急勾配が続きます。生半可な気持ちでは越えられず、途中で引き返す人も結構いるとのことです。
峠まで行ければ、たぶん大丈夫ですので、時間にゆとりを持って、ゆっくりと休憩を取りながら、登った方が良いでしょう。
宿の直前にある急な下り坂は、雪のために道がなくなりかけています。滑り落ちて骨折した女性がいたそうです。荷物は最小限に、足元を固めて、訪ねて下さい。
写真右下角から左上角に向かって、登山道が続いています。往路、峠越えした後の様子です。この日は、雪崩の跡が残っており、雪と倒木が道を塞いでました。そろりそろりと四つんばいになって越えました。 |
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登山道を2時間ほど歩くと、ようやく目的地の赤湯温泉にに着きます。山口館の建物が見えた時は、嬉しくなってしまいます。昭和57年には皇太子殿下が、ご友人とお訪ねになった宿でもあります。
予定日の天候が悪いようでしたら、自信のない方は、無理せずに変更・キャンセルされた方が良いと思います。宿の方も対応していただけると思います。 |
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一番大きい「玉子湯」で、宿から徒歩2分。3つに仕切られていて一番奥から熱いお湯がボコボコ出ています。茶褐色の湯で、タオルに着色します。周囲に共用タオルが石で押さえつけてありますので、それを使っても良いでしょう。雨などの天候によって若干温度が変わりますが、一番手前が適温になっています。私が入った日は少しぬるかったので、簡単にはずせる浴槽の仕切を引き上げて温度調整しました。夜、清流の音を聞きながら、満天の星空を眺め最高でした。雨天時は宿のサンダルがとても滑りやすいので、お風呂へ行く時は気をつけて下さい。 |
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囲いのつくってある「青湯」で宿から徒歩3分。この日は、ほぼ透明に近い色でした。宿泊棟からは1番遠いところに位置しています。途中の道に一対の「道祖神」が祀ってありますので、手を合わせておきましょう。
日中は、女性専用となっていますが、平日など人の少ない時は、状況によって大丈夫と思います。湯温はぬるめでした。 |
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1階に、薪ストーブの置いてある板張りの広い吹き抜けがあり、床に座って食事をいただきます。灯りはランプのみです。おかずはすべて周辺で採れるキノコや山菜。この日は、針のように細い野生のあさづきと自家製味噌の小皿とワサビ菜のおひたしが添えてありました。みそ汁とご飯はお代わりOKです。ちなみに、各部屋もランプの灯りのみです。ランプのにおいが苦手な方は、電池式ランタン等持参されると良いでしょう。
(04.5 会員No.2285) |