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小坂から濁河までの雪道を走ること1時間半。濁河スキー場を過ぎ、しばらく行くと温泉郷に入ります。そして最初に位置するのが覚明荘です。決して綺麗な旅館とは言えない建物ですが、その代わり若いご主人と女将さんの心使いが暖かいです宿です。
私たちが着いて部屋に案内されると浴衣が炬燵の中に暖めてあり、それを着て露天風呂に向かうと浴槽の上には発泡スチロールのボードが浮かべてありました。女将さんによると外気温が低いので(−5〜−15度)、湯が冷めないようにとのことでした。見た目にはちょっと無粋な面もあるかもしれません。ただこの旅館は源泉を持っていないので、共同の源泉から供給され、そのままを掛け流しにしているそうです。
内湯は男女別で木の浴槽。カランもシャワーもありません。でもボディーシャンプーがおいてありました。露天風呂は混浴の岩風呂になっています(貸し切りも可)。一方は道路に面しているため塀がありますが 、反対側は山や谷が見渡せます。お湯は微かな硫黄臭がします。味は塩っ辛く、さらっとした湯です。 |