日本秘湯に入る会 オフミ in 三斗小屋温泉レポート

オフミin三斗小屋温泉レポート タイトル

「日本秘湯に入る会」でのオフミは、98年7月に開催された、このオフミから始まりました。以来、年に数回、オフミが開催されています。
参加資格は会員とその家族です。

秘湯、三斗小屋温泉をめざせ!
会員専用の掲示板にドラちゃんから、「オフミをやろう」と提案があった。
で、7月19日〜20日の1泊2日で三斗小屋温泉に行くことに。
三斗小屋温泉は、栃木県の奥那須温泉郷のさらに奥、朝日岳の山麗にある温泉で、2時間は歩かなけりゃ行けない秘湯だ。
泊まるのは、2軒ある宿のうちのひとつ、煙草屋旅館だ。
幹事はいいだしっぺのドラちゃん。参加者を募集して、会員とその家族、計15名が行くことに。

幕開けは大渋滞。
19日は快晴。よし、今日は登山日和だ!
ところが連休初日の東北自動車道は大渋滞。
集合は12時に那須ロープウエイ駅だ。間に合うか!
それでも、12時半にはなんとか大半のメンバーが揃った。
渋滞に巻き込まれてまだ着かないメンバーは後から行くことにして、まず第1班が出発。
事務局はロープウエー駅で、居残りである。
やがて残りのメンバーも到着。第2班は3時頃に出発した。それにしても、日暮れまでに三斗小屋温泉に着けるかしらん。

意外とたのしい山歩き
まずロープウエーに乗って山の上まで。こりゃラクチンだ。
ロープウエイ山頂駅から、牛ヶ首、無限地獄、峰の茶屋、避難小屋、そして三斗小屋温泉へのルートは、ほとんどが下りの道。
強風で遭難した登山者もいたという風の名所「峰の茶屋」も今日はおだやか。順調、順調。

山のごはんは、うまかった
そして第2班が三斗小屋温泉の煙草屋旅館に着いたのは5時15分。
ちょっと休んでいると、「ドーン、ドーン」と太鼓の音が。食事の合図だ。
食事は、山小屋らしい質素なものだ。食材は、宿の人が山道を歩いて運んでくるという。それを思えばありがたくて贅沢は言えない。しかも、ゴハンが抜群にうまかった。みんな、3〜4杯食った。

満天の星を眺めながらの露天風呂
食事後は、部屋でビール。 顔を合わせるのは初めてでも、掲示板でお馴染みのメンバーもいるので、和気あいあいと温泉の話が弾む。
途中、何人かのメンバーは夕暮れの露天風呂へ。赤い雲と山の稜線が美しい。
9時。突然、自家発電の電気が消える。消灯の時間だ。ふとんを敷いてから、また何人かが露天風呂へ。
満天の星が美しい。あぁ、別世界。

風呂で寝てる間に、とりのこされた
翌日。早朝の露天風呂で鳥の声を聴きながらの入湯はまた格別だった。
素朴な朝食をいただいて、事務局はこんどは内湯に。あまりの気持ちよさに風呂で寝てしまった。
で、部屋に戻ると6人しかいない! みんな逃げたか!
てなことはなくて、他のメンバーは来たときとはコースを変えて、「沼原池」をめざす登山コースに挑戦するため出発したという。
意外とみんな元気だな。

登山チームの挫折
登山チームに遅れること30分。9時に残りの7名も出発。
昨日来た道を戻った。昨日はほとんどが下りだっただけに、当然、今日はほとんどが上りだ。しかし、ハイペースでグングン歩く。
最後の難関、峰の茶屋へ坂を登り切ると、妙な達成感があって、気分爽快。
峰の茶屋からのんびりと下って行くと、集合場所に、疲れはてた登山チームの姿が。
登山チームは、沼原池をめざしたが、あまりにも遠いため、途中で断念してコース変更してウバヶ平を通って戻ってきたという。それでも上りが結構あるコースだ。ごくろうさま。

また会いましょう
皆で昼飯を食べ、最後に記念撮影をして、現地で解散。次回のオフミにまた合うことを誓い合いながら、それぞれ次の目的地に向けて出発した。
快晴に恵まれ、事故もなく、メシもビールもうまく、もちろん温泉も良く、さらに会員の皆さんの笑顔がすばらしいオフミでした。


参加者の声(会員専用の掲示板より。文章は抜粋です)

●三斗小屋は正真正銘の秘湯でしたね。山歩きでもう足がパンパンに張っています。疲れたー!みんな、今日も秘湯を求めて動き回っているんだろうなぁ。とにかく皆さんありがとう。楽しかったよ!! 今日はゆっくり寝ます。

●三斗小屋の露天風呂から見た星空は、いつもの東京の空からは考えられないくらい沢山の星があって、久しぶりの感動でした。山にいる間は、ずーっと、好天に恵まれましたね。三斗小屋温泉「煙草屋」は、想像していたよりも、ご飯もおいしくて、満足でした。

●特に、混浴露天風呂への初挑戦には、みなさまご協力いただき?感謝しております。満点の星空も、とっても印象的だったし…。 そして、山岳同好会と間違えるほど、ハードな山登りをリードしてくださった方々からは、これが『山登り』だと教わりました。

●山登りあり、温泉あり、満天の星空あり、そしてなによりもみなさんの温泉に入っているときの満足げな顔を拝見できて、「あーー、変なのは自分だけではなかったんだな」と安心しました。またあえるときを楽しみに、毎週温泉精進を重ねていきます。

●みなさんが帰路についた頃、渋滞に頭に来て「セブンイレブン」の駐車場で、酒とつまみを買い込み一杯飲んで寝てました。


日本秘湯に入る会 ホームクチコミ温泉情報トップ会員専用ルーム会則当会の概要


LAST UPDATED/1998.8.11
掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright Nihon Hitou ni Hairukai. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.